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Language:

Identification

繊維タイプ	靭皮繊維
平均繊維長	12,2mm
平均繊維幅	30,2µ
繊維の末端	鈍い
線条痕、十字痕、屈曲ひだ	十字痕
原料に含まれる細胞
特徴	壁は不鮮明
ヘルツベルク染色	紫
グラフC染色	紫

Botanical classification

Morus alba L.

Order:

Rosales

Family:

Moraceae

Synonyms:

Morus alba var. tatarica (L.) Ser.

Morus atropurpurea Roxb.

Morus indica L.

Morus intermedia Perr.

Morus multicaulis Perr.

Morus tatarica L.

Plant growing area

世界中で栽培されている。

中国（中国全土で栽培）、インド、パキスタン。

撹乱地、林の境界、フェンスロウ（生け垣とその両側の非耕作地）、乾燥から湿潤までの茂み。0～1500m。

Use area in the manufacture of paper

中国, 韓国, 日本

China:

江蘇, 浙江

Japan:

中部（長野）、四国（徳島）

Plant cultivation and use

Morus alba は高さが20メートルにまで達する落葉樹（一部の熱帯地域では常緑）である。成長は若い間は速く、その後、遅くなる。挿し木で増える。春から夏に開花。かなり強い植物で、干ばつによく耐える。

ラテックスを分泌し、実は食用可。

実、根、樹皮は伝統医薬で使われ、根皮には駆虫効果がある。

根、葉、樹皮は染色に使われる。葉はルチン（フラボノール）を含み、木質と樹皮はさまざまなフラボン（ムルベリン、ムルベロクロメン、シクロムルベリンなど）を含む。

樹皮からは製紙用の繊維と織物用の繊維がとれる。

Morus albaは1000年間、インド、アフガニスタン、イランからヨーロッパ南部までの地域で、カイコの餌として広く栽培され、現在、世界中で栽培されている。

最初は中国北部の固有種であったが、現在は中国全土で栽培されている。この伝統的な木は、特に浙江省と江蘇省で、養蚕のために植えられる。養蚕は4000年以上前に中国で始まった。

China:

クワ科で樹皮を利用する樹種の性質については情報が混乱している。中国でクワを表す3つの語（Ku Chou Kou ）は発音がよく似ており、木の外見も似ているため、混同された。中国のさまざまな資料によれば、Morus albaとBroussonetia papyriferaの両方の樹皮が製紙に使われていた。

Morus albaの樹皮の表面にはしわがある。繊維は長く、非常に分離しにくい。このため、原料の処理に、Broussonetia papyriferaとBroussonetia kazinokiよりも時間がかかる。後の2種の樹皮の方がよく使われたのは、それが原因かもしれない。

Pan Jixingによれば、これらの繊維は魏（220～265年）の時代から製紙に使われている。

マグワから作られる紙は、晋（265～420年）と唐（618～907年）の時代に、書の台紙としてよく使われた。敦煌の多くの古文書には、ch'uの樹皮を原料とする紙が使われた。

明王朝（1368～1644年）の歴史書によれば、紙幣用の紙を作るために、クワ（sang pi）で繊維（sang jang）に緑の色をつけていた。この紙は厚く、なめらかで、浙江で製造され、養蚕農家がカイコの卵を保存するために使用した。

Japan:

大町市（中部地方長野県）周辺は最大の養蚕地域の一つであり、桑紙の製造が盛んであった。製紙業者は養蚕に関係する種々の紙（繭を育てるための袋、卵を入れる袋）を製造していた。

コウゾの収穫量が少ない年は、クワをコウゾに混ぜて使っていた。

Korea:

朝鮮時代（1392～1910年）に、樹皮をコウゾ繊維と混合して使用していた。根は黄色の染料として使われていた。

Preparation process for making paper

China:

春に収穫する。樹皮は木から直接はぎ取るか、または枝を束にして蒸す。蒸すか、または蓋をした釜に入れて沸騰した湯で煮た後、樹皮をはぎ取る。次に、樹皮を日に干すか、または発酵させる。前者の場合、数日間、アルカリ性溶液（灰汁）中で煮て、不純物を取り除く。発酵を利用する場合は、樹皮を水に浸して数日間発酵させる。次に、水で洗い、茶色の樹皮をナイフで削る。その後、数週間、石灰水に浸ける。その後、さらに洗う。

漂白は、7～11週間、樹皮を日に干し、水を吹きつけて行う。

次に、樹皮をさまざまな方法で砕く。たとえば臼と杵やはねハンマー（足こぎハンマーか水力式のハンマー）を使い、石の上で叩解するか、木槌や木の棒で叩解するか、動物が引く臼で砕く。

抄紙の前に、発酵したパルプに分散剤を加える。

抄紙にはいくつかの方法を使う。目的の紙の厚さにより量を加減して流し入れる。シートを重ねて一晩寝かせた後、重しを載せるか、またはプレスを使って圧搾する。その後、熱した壁か熱していない壁に置いて乾かす。

Japan:

収穫は11月、12月の落葉の時期に始まる。枝を長さ1メートルにそろえて切り、束を作る。樹皮をはがしやすくするために、束を2～3時間、蒸す。この段階の皮は、貯蔵前に取り除く外層の色から「黒皮」と呼ばれる。この部分は削り取る。

次に、樹皮を洗浄し、ラックに掛けて乾燥させる。2～3年の貯蔵後に、樹皮は紙を作るために適した状態になる。

煮る前に皮を漂白するために、冷たい川の水に樹皮を浸けるか雪上に置いて、日にさらす。アルカリ性溶液中で煮ることにより、叩解中に繊維を分離しにくくするリグニン、ペクチン、ガム、ワックスを除去できる。アルカリ性溶液は木灰またはアルカリ性化学物質（水酸化ナトリウムまたは石灰）である。約2時間煮るが、皮の古さと使用するアルカリの種類により、時間は変わる。煮沸後、皮を洗浄して残ったアルカリを除去する。不純物は冷水中で、手で洗って除去する。

次に、パルプを槌か棒を使って手で叩くか、なぎなたビーターと呼ばれる日本製ホランダー叩解機で叩く。

水を張った木の槽にパルプを注ぎ入れ、分散剤を加え、木製の熊手を使って強く攪拌する。

抄紙には、流し漉きと溜め漉きの2種類がある。溜め漉き法では、必要なパルプ全量を一度に取ってシートを形成する。流し漉き法では、目的の厚みになるまで繊維の層を重ねて作る。

シートは印をつけた板に1枚ずつ寝かせる。圧搾後にはがしやすくするために、間に何か（糸、茎）を挟む場合がある。圧搾は紙に重しを載せるか、またはレバープレスを使って行う。圧搾は1日の作業の最後に行われ、普通、一晩行う。乾燥させるために、屋外か屋内に置いた木の板の上に、刷毛で貼り付ける。現在は、加熱した金属板も使われる。

最後に、シートを並べ、通常、ナイフを使い、テンプレートに合わせて形を整える。

Paper names

アジア、中でも特に中国、韓国、日本では、紙の用途は幅広い。書道や美術用の紙、儀式で使用する紙、ものと交換する媒体としての紙、紙幣、衣服・壁掛け・寝具の製造に使う紙、建築・内装用の紙、家庭用と娯楽用の種々の工芸品に使う紙などがある。

紙の名称の由来は、原料、生産地、製造方法、外見、寸法、用途、職人や工房の名前など、さまざまである。

Korea:

韓国ではコウゾの樹皮から作る紙が最も多い。

Used part of the plant:

根

葉

樹皮

Use for paper making:

染料

繊維

Language:

英語

Identification

繊維タイプ	靭皮繊維
平均繊維長	12,2mm
平均繊維幅	30,2µ
繊維の末端	鈍い
線条痕、十字痕、屈曲ひだ	十字痕
原料に含まれる細胞
特徴	壁は不鮮明
ヘルツベルク染色	紫
グラフC染色	紫

Botanical classification

Morus alba L.

Order:

Rosales

Family:

Moraceae

Synonyms:

Morus alba var. tatarica (L.) Ser.

Morus atropurpurea Roxb.

Morus indica L.

Morus intermedia Perr.

Morus multicaulis Perr.

Morus tatarica L.

Plant growing area

世界中で栽培されている。

中国（中国全土で栽培）、インド、パキスタン。

撹乱地、林の境界、フェンスロウ（生け垣とその両側の非耕作地）、乾燥から湿潤までの茂み。0～1500m。

Use area in the manufacture of paper

中国, 韓国, 日本

China:

江蘇, 浙江

Japan:

中部（長野）、四国（徳島）

Plant cultivation and use

ラテックスを分泌し、実は食用可。

実、根、樹皮は伝統医薬で使われ、根皮には駆虫効果がある。

樹皮からは製紙用の繊維と織物用の繊維がとれる。

China:

Pan Jixingによれば、これらの繊維は魏（220～265年）の時代から製紙に使われている。

Japan:

コウゾの収穫量が少ない年は、クワをコウゾに混ぜて使っていた。

Korea:

朝鮮時代（1392～1910年）に、樹皮をコウゾ繊維と混合して使用していた。根は黄色の染料として使われていた。

Preparation process for making paper

China:

漂白は、7～11週間、樹皮を日に干し、水を吹きつけて行う。

抄紙の前に、発酵したパルプに分散剤を加える。

Japan:

次に、樹皮を洗浄し、ラックに掛けて乾燥させる。2～3年の貯蔵後に、樹皮は紙を作るために適した状態になる。

次に、パルプを槌か棒を使って手で叩くか、なぎなたビーターと呼ばれる日本製ホランダー叩解機で叩く。

水を張った木の槽にパルプを注ぎ入れ、分散剤を加え、木製の熊手を使って強く攪拌する。

最後に、シートを並べ、通常、ナイフを使い、テンプレートに合わせて形を整える。

Paper names

紙の名称の由来は、原料、生産地、製造方法、外見、寸法、用途、職人や工房の名前など、さまざまである。

Korea:

韓国ではコウゾの樹皮から作る紙が最も多い。

Used part of the plant:

根

葉

樹皮

Use for paper making:

染料

繊維

Language:

英語

Identification

繊維タイプ	靭皮繊維
平均繊維長	12,2mm
平均繊維幅	30,2µ
繊維の末端	鈍い
線条痕、十字痕、屈曲ひだ	十字痕
原料に含まれる細胞
特徴	壁は不鮮明
ヘルツベルク染色	紫
グラフC染色	紫

Botanical classification

Morus alba L.

Order:

Rosales

Family:

Moraceae

Synonyms:

Morus alba var. tatarica (L.) Ser.

Morus atropurpurea Roxb.

Morus indica L.

Morus intermedia Perr.

Morus multicaulis Perr.

Morus tatarica L.

Plant growing area

世界中で栽培されている。

中国（中国全土で栽培）、インド、パキスタン。

撹乱地、林の境界、フェンスロウ（生け垣とその両側の非耕作地）、乾燥から湿潤までの茂み。0～1500m。

Use area in the manufacture of paper

中国, 韓国, 日本

China:

江蘇, 浙江

Japan:

中部（長野）、四国（徳島）

Plant cultivation and use

ラテックスを分泌し、実は食用可。

実、根、樹皮は伝統医薬で使われ、根皮には駆虫効果がある。

樹皮からは製紙用の繊維と織物用の繊維がとれる。

China:

Pan Jixingによれば、これらの繊維は魏（220～265年）の時代から製紙に使われている。

Japan:

コウゾの収穫量が少ない年は、クワをコウゾに混ぜて使っていた。

Korea:

朝鮮時代（1392～1910年）に、樹皮をコウゾ繊維と混合して使用していた。根は黄色の染料として使われていた。

Preparation process for making paper

China:

漂白は、7～11週間、樹皮を日に干し、水を吹きつけて行う。

抄紙の前に、発酵したパルプに分散剤を加える。

Japan:

次に、樹皮を洗浄し、ラックに掛けて乾燥させる。2～3年の貯蔵後に、樹皮は紙を作るために適した状態になる。

次に、パルプを槌か棒を使って手で叩くか、なぎなたビーターと呼ばれる日本製ホランダー叩解機で叩く。

水を張った木の槽にパルプを注ぎ入れ、分散剤を加え、木製の熊手を使って強く攪拌する。

最後に、シートを並べ、通常、ナイフを使い、テンプレートに合わせて形を整える。

Paper names

紙の名称の由来は、原料、生産地、製造方法、外見、寸法、用途、職人や工房の名前など、さまざまである。

Korea:

韓国ではコウゾの樹皮から作る紙が最も多い。

Used part of the plant:

根

葉

樹皮

Use for paper making:

染料

繊維

Language:

英語

Identification

繊維タイプ	靭皮繊維
平均繊維長	12,2mm
平均繊維幅	30,2µ
繊維の末端	鈍い
線条痕、十字痕、屈曲ひだ	十字痕
原料に含まれる細胞
特徴	壁は不鮮明
ヘルツベルク染色	紫
グラフC染色	紫

Botanical classification

Morus alba L.

Order:

Rosales

Family:

Moraceae

Synonyms:

Morus alba var. tatarica (L.) Ser.

Morus atropurpurea Roxb.

Morus indica L.

Morus intermedia Perr.

Morus multicaulis Perr.

Morus tatarica L.

Plant growing area

世界中で栽培されている。

中国（中国全土で栽培）、インド、パキスタン。

撹乱地、林の境界、フェンスロウ（生け垣とその両側の非耕作地）、乾燥から湿潤までの茂み。0～1500m。

Use area in the manufacture of paper

中国, 韓国, 日本

China:

江蘇, 浙江

Japan:

中部（長野）、四国（徳島）

Plant cultivation and use

ラテックスを分泌し、実は食用可。

実、根、樹皮は伝統医薬で使われ、根皮には駆虫効果がある。

樹皮からは製紙用の繊維と織物用の繊維がとれる。

China:

Pan Jixingによれば、これらの繊維は魏（220～265年）の時代から製紙に使われている。

Japan:

コウゾの収穫量が少ない年は、クワをコウゾに混ぜて使っていた。

Korea:

朝鮮時代（1392～1910年）に、樹皮をコウゾ繊維と混合して使用していた。根は黄色の染料として使われていた。

Preparation process for making paper

China:

漂白は、7～11週間、樹皮を日に干し、水を吹きつけて行う。

抄紙の前に、発酵したパルプに分散剤を加える。

Japan:

次に、樹皮を洗浄し、ラックに掛けて乾燥させる。2～3年の貯蔵後に、樹皮は紙を作るために適した状態になる。

次に、パルプを槌か棒を使って手で叩くか、なぎなたビーターと呼ばれる日本製ホランダー叩解機で叩く。

水を張った木の槽にパルプを注ぎ入れ、分散剤を加え、木製の熊手を使って強く攪拌する。

最後に、シートを並べ、通常、ナイフを使い、テンプレートに合わせて形を整える。

Paper names

紙の名称の由来は、原料、生産地、製造方法、外見、寸法、用途、職人や工房の名前など、さまざまである。

Korea:

韓国ではコウゾの樹皮から作る紙が最も多い。

Used part of the plant:

根

葉

樹皮

Use for paper making:

染料

繊維

Language:

英語

Identification

繊維タイプ	靭皮繊維
平均繊維長	12,2mm
平均繊維幅	30,2µ
繊維の末端	鈍い
線条痕、十字痕、屈曲ひだ	十字痕
原料に含まれる細胞
特徴	壁は不鮮明
ヘルツベルク染色	紫
グラフC染色	紫

Botanical classification

Morus alba L.

Order:

Rosales

Family:

Moraceae

Synonyms:

Morus alba var. tatarica (L.) Ser.

Morus atropurpurea Roxb.

Morus indica L.

Morus intermedia Perr.

Morus multicaulis Perr.

Morus tatarica L.

Plant growing area

世界中で栽培されている。

中国（中国全土で栽培）、インド、パキスタン。

撹乱地、林の境界、フェンスロウ（生け垣とその両側の非耕作地）、乾燥から湿潤までの茂み。0～1500m。

Use area in the manufacture of paper

中国, 韓国, 日本

China:

江蘇, 浙江

Japan:

中部（長野）、四国（徳島）

Plant cultivation and use

ラテックスを分泌し、実は食用可。

実、根、樹皮は伝統医薬で使われ、根皮には駆虫効果がある。

樹皮からは製紙用の繊維と織物用の繊維がとれる。

China:

Pan Jixingによれば、これらの繊維は魏（220～265年）の時代から製紙に使われている。

Japan:

コウゾの収穫量が少ない年は、クワをコウゾに混ぜて使っていた。

Korea:

朝鮮時代（1392～1910年）に、樹皮をコウゾ繊維と混合して使用していた。根は黄色の染料として使われていた。

Preparation process for making paper

China:

漂白は、7～11週間、樹皮を日に干し、水を吹きつけて行う。

抄紙の前に、発酵したパルプに分散剤を加える。

Japan:

次に、樹皮を洗浄し、ラックに掛けて乾燥させる。2～3年の貯蔵後に、樹皮は紙を作るために適した状態になる。

次に、パルプを槌か棒を使って手で叩くか、なぎなたビーターと呼ばれる日本製ホランダー叩解機で叩く。

水を張った木の槽にパルプを注ぎ入れ、分散剤を加え、木製の熊手を使って強く攪拌する。

最後に、シートを並べ、通常、ナイフを使い、テンプレートに合わせて形を整える。

Paper names

紙の名称の由来は、原料、生産地、製造方法、外見、寸法、用途、職人や工房の名前など、さまざまである。

Korea:

韓国ではコウゾの樹皮から作る紙が最も多い。

Used part of the plant:

根

葉

樹皮

Use for paper making:

染料

繊維

Language:

英語

Identification

繊維タイプ	靭皮繊維
平均繊維長	12,2mm
平均繊維幅	30,2µ
繊維の末端	鈍い
線条痕、十字痕、屈曲ひだ	十字痕
原料に含まれる細胞
特徴	壁は不鮮明
ヘルツベルク染色	紫
グラフC染色	紫

Botanical classification

Morus alba L.

Order:

Rosales

Family:

Moraceae

Synonyms:

Morus alba var. tatarica (L.) Ser.

Morus atropurpurea Roxb.

Morus indica L.

Morus intermedia Perr.

Morus multicaulis Perr.

Morus tatarica L.

Plant growing area

世界中で栽培されている。

中国（中国全土で栽培）、インド、パキスタン。

撹乱地、林の境界、フェンスロウ（生け垣とその両側の非耕作地）、乾燥から湿潤までの茂み。0～1500m。

Use area in the manufacture of paper

中国, 韓国, 日本

China:

江蘇, 浙江

Japan:

中部（長野）、四国（徳島）

Plant cultivation and use

ラテックスを分泌し、実は食用可。

実、根、樹皮は伝統医薬で使われ、根皮には駆虫効果がある。

樹皮からは製紙用の繊維と織物用の繊維がとれる。

China:

Pan Jixingによれば、これらの繊維は魏（220～265年）の時代から製紙に使われている。

Japan:

コウゾの収穫量が少ない年は、クワをコウゾに混ぜて使っていた。

Korea:

朝鮮時代（1392～1910年）に、樹皮をコウゾ繊維と混合して使用していた。根は黄色の染料として使われていた。

Preparation process for making paper

China:

漂白は、7～11週間、樹皮を日に干し、水を吹きつけて行う。

抄紙の前に、発酵したパルプに分散剤を加える。

Japan:

次に、樹皮を洗浄し、ラックに掛けて乾燥させる。2～3年の貯蔵後に、樹皮は紙を作るために適した状態になる。

次に、パルプを槌か棒を使って手で叩くか、なぎなたビーターと呼ばれる日本製ホランダー叩解機で叩く。

水を張った木の槽にパルプを注ぎ入れ、分散剤を加え、木製の熊手を使って強く攪拌する。

最後に、シートを並べ、通常、ナイフを使い、テンプレートに合わせて形を整える。

Paper names

紙の名称の由来は、原料、生産地、製造方法、外見、寸法、用途、職人や工房の名前など、さまざまである。

Korea:

韓国ではコウゾの樹皮から作る紙が最も多い。

Used part of the plant:

根

葉

樹皮

Use for paper making:

染料

繊維

Language:

英語

Identification

繊維タイプ	靭皮繊維
平均繊維長	12,2mm
平均繊維幅	30,2µ
繊維の末端	鈍い
線条痕、十字痕、屈曲ひだ	十字痕
原料に含まれる細胞
特徴	壁は不鮮明
ヘルツベルク染色	紫
グラフC染色	紫

Botanical classification

Morus alba L.

Order:

Rosales

Family:

Moraceae

Synonyms:

Morus alba var. tatarica (L.) Ser.

Morus atropurpurea Roxb.

Morus indica L.

Morus intermedia Perr.

Morus multicaulis Perr.

Morus tatarica L.

Plant growing area

世界中で栽培されている。

中国（中国全土で栽培）、インド、パキスタン。

撹乱地、林の境界、フェンスロウ（生け垣とその両側の非耕作地）、乾燥から湿潤までの茂み。0～1500m。

Use area in the manufacture of paper

中国, 韓国, 日本

China:

江蘇, 浙江

Japan:

中部（長野）、四国（徳島）

Plant cultivation and use

ラテックスを分泌し、実は食用可。

実、根、樹皮は伝統医薬で使われ、根皮には駆虫効果がある。

樹皮からは製紙用の繊維と織物用の繊維がとれる。

China:

Pan Jixingによれば、これらの繊維は魏（220～265年）の時代から製紙に使われている。

Japan:

コウゾの収穫量が少ない年は、クワをコウゾに混ぜて使っていた。

Korea:

朝鮮時代（1392～1910年）に、樹皮をコウゾ繊維と混合して使用していた。根は黄色の染料として使われていた。

Preparation process for making paper

China:

漂白は、7～11週間、樹皮を日に干し、水を吹きつけて行う。

抄紙の前に、発酵したパルプに分散剤を加える。

Japan:

次に、樹皮を洗浄し、ラックに掛けて乾燥させる。2～3年の貯蔵後に、樹皮は紙を作るために適した状態になる。

次に、パルプを槌か棒を使って手で叩くか、なぎなたビーターと呼ばれる日本製ホランダー叩解機で叩く。

水を張った木の槽にパルプを注ぎ入れ、分散剤を加え、木製の熊手を使って強く攪拌する。

最後に、シートを並べ、通常、ナイフを使い、テンプレートに合わせて形を整える。

Paper names

紙の名称の由来は、原料、生産地、製造方法、外見、寸法、用途、職人や工房の名前など、さまざまである。

Korea:

韓国ではコウゾの樹皮から作る紙が最も多い。

Used part of the plant:

根

葉

樹皮

Use for paper making:

染料

繊維

Language:

Français

Typha orientalis C. Presl © IFAS University of Florida

Identification

Type de fibres	Herbe (tige)
Longueur moyenne des fibres	1,7 mm
Largeur moyenne des fibres	22 µm
Extrémités des fibres	Pointues.
Striations, noeuds, plis de flexion	Parois épaisses.
Cellules associées
Caractéristiques particulières	Larges vaisseaux, vaisseaux en spirales déroulées.
Coloration Herzberg	Violet foncé.
Coloration Graff 'C'	Violet foncé

Botanical classification

Typha orientalis C. Presl

Order:

Poales

Family:

Typhaceae

Synonyms:

Typha latifolia var. orientalis (C. Presl) Rohrb.

Typha orientalis var. brunnea Skvortsov

Typha shuttleworthii Lehm.

Typha shuttleworthii subsp. orientalis (C. Presl) Graebn.

Typha shuttleworthii var. orientalis (C. Presl) Rohrb.

Plant growing area

Le genre se trouve surtout dans l'hémisphère Nord dans une grande variété d'habitats de zones humides.

Use area in the manufacture of paper

Chine, Corée.

China:

Hunan.

Plant cultivation and use

Typha orientalis est une plante monocotylédone pérenne, des milieux humides où elle pousse en colonies denses. Les racines sont des rhizomes et la tige est surmontée d’une inflorescence dense et en forme de quenouille, On la trouve dans les climats tempérés, tropicaux, subtropicaux. Elle mesure de 1.50m à 3m de haut. Elle apprécie les sols riches des bords des étangs, le plein soleil ou la demi-ombre.

Les feuilles, fleurs et racines ont des propriétés médicinales. Les racines et les jeunes pousses sont comestibles.

Les tiges et les feuilles sont utilisées comme chaume et peuvent être tissées en nattes, chapeaux, etc.

Les fibres des racines sont utilisées pour fabriquer de la ficelle alors que les fibres des tiges et des feuilles sont employées dans la confection d’un papier verdâtre ou brun.

Preparation process for making paper

Korea:

Les plantes sont récoltées en été, automne ou hiver et sont mises à tremper dans l'eau pendant une journée. Elles sont ensuite cuites pendant 2 heures avec de la soude. Les fibres sont ensuite écrasées sur une meule pendant 1 heure à 2 heures.

Paper names

En Asie et plus particulièrement en Chine, Corée et Japon, les papiers sont destinés à une grande variété d’usage : Papiers pour la calligraphie et les arts, Papiers pour les cérémonies, Papiers comme moyen d’échange, papier monnaie Papiers pour la confection des vêtements, de tentures murales et la literie, Papiers pour l’architecture, la décoration intérieure, Papiers pour les objets d’artisanat de diverses natures, destinés à des usages domestiques ou de loisirs. Les noms attribués aux papiers se réfèrent à diverses notions : Le matériau utilisé, Le lieu de production, La méthode de production, L’apparence, Les dimensions, L’utilisation, Le nom d’un artiste ou d’un atelier etc.

Korea:

Suffixe ji = papier.

En Corée les papiers d’écorces de mûriers à papier sont les plus nombreux.

Used part of the plant:

Feuille

Tige

Use for paper making:

Fibre

Language:

中国語

Local scripture:

慈竹

Dendrocalamus affinis Rendle © Flora of China

Identification

繊維タイプ	草（茎）
平均繊維長	1,2 - 2,4 mm
平均繊維幅	20µm
繊維の末端	先細
線条痕、十字痕、屈曲ひだ
原料に含まれる細胞	導管要素、小さい四辺形で厚い細胞壁を持つ柔細胞。
特徴	繊維は長く（稲藁よりも長い）、非常に幅の広い導管要素を含む場合がある。鮮明な繊維細胞壁
ヘルツベルク染色
グラフC染色	紺色、または、灰色と赤みを帯びた青

Botanical classification

Dendrocalamus affinis Rendle

Order:

Poales

Family:

Poaceae

Synonyms:

Bambusa emeiensis L.C. Chia & H. L. Fung

Lingnania affinis (Rendle) Keng f.

Neosinocalamus affinis (Rendle) Keng f.

Sinocalamus affinis (Rendle) McClure

Plant growing area

竹の仲間のほとんどがアジア原産であり、その大部分は高温多湿のアジア南東部に分布する。ヒマラヤ山脈の3000 mを上限として、さまざまな標高に自生する。

Dendrocalamus affinisは標高800～2100 mの河川の渓谷と丘陵地帯に自生する。

中国 (貴州、湖南西部、四川、雲南）。

Use area in the manufacture of paper

中国。

China:

四川（江安県）
雲南（徳宏、紅河、思茅、臨滄、羅平、文山、シーサンバンナ、昭通）。

Plant cultivation and use

竹の仲間は80属1200種以上で構成され、中国には300種が自生する。多年生草本で群生し、根茎で増える。根茎から木本状の中空の茎が伸び、茎は節に分かれる。高さは30～40 mに達する。開花は不規則である。種により異なる竹齢で開花し、開花までかなりの年数を要し、開花後、枯死する。

竹はアジアに多く、アジアの文化に深く根を下ろしている。あらゆる種類の日用品の製造に加え、タケノコは食用になり、生薬に使われるものもある。

デンドロカラムス属の竹は巨大である。Dendrocalamus affinisは雲南省およびその周辺の省で栽培される竹として最も一般的な種である。用途は多く、編んで作る日用品や道具の製造から装飾的用途まで、さまざまなものがある。

China:

竹の栽培は中国で7000年以上続いており、中国の文化と日常生活に深く根を下ろしている。竹は常に数々の日用品の製造に使われ、紙の発明前は約800年にわたり、最も重要な筆記媒体であった。最初の筆も竹から作られた。

竹は豊富に存在し、安価で、容易に再生可能な製紙資源である。単独で使うか、または他の繊維と混合して使う。竹は昔、最北端を除く中国全土で栽培され、黄河沿いの省まで自生していたが、乱伐が原因で、栽培地域は南へ移動した。

製紙原料として同定される竹の種は、研究者により異なる。Pan JixingはPhyllostachys edulis、Phyllostachys nigra (Lodd.) Munro、Pleioblastus amarus Keng、Dendrocalamus affinis Rendleの4種を同定している。

しかし、次のような他の品種も挙げられている。Drepanostachyum falcatum (Nees) Keng、Indosasa McClure、Melocanna bambusoides、Phyllostachys aurea Carr, ex M. Riv&RivまたはCarr、Phyllostachys heteroclada Oliv.、Semiarundinaria densiflora Rendle、Schizostachyum Nees。

竹紙が最初に作られたのは5世紀から6世紀である。8世紀後半（唐朝）から、竹は製紙用繊維の最大の原料になる。当初は最初の布の原料であった麻の代わりに使われ、その後、唐朝（618～907年）末に、完全に枯渇した籐の代わりに使われた。竹は成長が速いため、豊富に存在し、安価である。封建時代の唐代は政治的にきわめて安定し、文化が爛熟し、経済が繁栄した時代として知られ、筆記するための紙の需要が拡大した。

竹の利用は、高温多湿の気候で竹が多い広東で始まった。その手法は宋朝（960～1279年）に浙江と江蘇に伝わった。

印刷術が発明されたのは宋代であり、それが製紙産業の発展を加速した。しかし、生産はまだ初期段階であり、紙としては不完全なものであったと言われている。

種々の記録から、竹紙が8世紀後期に発明され、12世紀後期から13世紀初期にかけて、特に芸術家の間などに広まったことがわかる。

明朝（1348～1644年）に、竹から紙を作る技術が改良された。

竹を原料とする製紙は、その後、ほぼ同じ状態を維持してきた。1950年代に、竹を原料とする手作りの紙の生産量は約12万トンであった。

Preparation process for making paper

栽培は、4年間成長した竹の根茎から芽を切り取って行う。移植は3月から4月または8月から9月に行う。

China:

収穫は竹が発芽し始めた時点で行う。葉と芽を取り去り、竹の茎を1.50～2 mの長さに切る。水に浸けた後（浸けない場合もある）、緑色の皮の部分を剥ぐ（この作業は中国語で「殺青」と呼ばれる）。竹片を縦方向に切り、25 kgずつの束にまとめる。束を1週間水に浸けた後、50 cmの長さに切る。石灰水を満たした穴に束を沈め、1～2カ月放置する。その後、竹を水で洗い、石灰を落とす。この洗浄は10日間続く。

束を水に入れ、5日間煮て柔らかくした後、尿を振り入れ、15日間発酵させる。水を満たした穴に束を戻し、必要なときに取り出すが、通常、最低半年は寝かせる。

別の技法として、灰か石灰を入れたアルカリ性溶液中で竹を4～5日間煮る。この作業により、原材料中の不純物が除去され、繊維が白くなる。

シート状に形成する前にパルプ状にするために、石臼で最初の叩解を行い、一様な粘土状にする。以前は、はねハンマーが使われていた。現在は、ホイールがないホランダー叩解機の一種にパルプを注入し、循環させる。この作業により、表面に浮く大きな破片を除去できる。

次に、パルプを槽に注入し、水中に分散させて、シートの形成を助ける粘剤として植物性粘液を加える。粘剤として使われる植物の種類は、地方により異なる。

シートは、パルプを一回すくいあげ、可動式スクリーンに注いで形成する。シートは間に糸を挟んで重ねる。1日の終わりに、重ねた紙を板で覆い、重しを乗せるか、またはレバープレスで押さえる。

翌日、シートを一枚ずつはがし、かまどのように熱した垂直の二重の煉瓦壁の表面に、はけで貼り付ける。板に貼り付けるか、地面に置いて乾かすこともできる。

紙をサイジングする場合は、糊状の小麦粉か米粉を使う。糊は幅広のブラシで両面に塗る。この作業は乾かす時に行ってもよい。

Paper names

紙の名称の由来は、原料、生産地、製造方法、外見、寸法、用途、職人や工房の名前など、さまざまである。

China:

中国では、韓国や日本と異なり、コウゾ

の繊維から作る紙は主流ではなく、竹の繊維から作る紙が最も重要である。

Used part of the plant:

茎

Use for paper making:

繊維

Language:

Français

Identification

Type de fibres	Herbe (tige)
Longueur moyenne des fibres	1,7 mm
Largeur moyenne des fibres	22 µm
Extrémités des fibres	Pointues.
Striations, noeuds, plis de flexion	Parois épaisses.
Cellules associées
Caractéristiques particulières	Larges vaisseaux, vaisseaux en spirales déroulées.
Coloration Herzberg	Violet foncé.
Coloration Graff 'C'	Violet foncé

Botanical classification

Typha orientalis C. Presl

Order:

Poales

Family:

Typhaceae

Synonyms:

Typha latifolia var. orientalis (C. Presl) Rohrb.

Typha orientalis var. brunnea Skvortsov

Typha shuttleworthii Lehm.

Typha shuttleworthii subsp. orientalis (C. Presl) Graebn.

Typha shuttleworthii var. orientalis (C. Presl) Rohrb.

Plant growing area

Le genre se trouve surtout dans l'hémisphère Nord dans une grande variété d'habitats de zones humides.

Use area in the manufacture of paper

Chine, Corée.

China:

Hunan.

Plant cultivation and use

Les feuilles, fleurs et racines ont des propriétés médicinales. Les racines et les jeunes pousses sont comestibles.

Les tiges et les feuilles sont utilisées comme chaume et peuvent être tissées en nattes, chapeaux, etc.

Les fibres des racines sont utilisées pour fabriquer de la ficelle alors que les fibres des tiges et des feuilles sont employées dans la confection d’un papier verdâtre ou brun.

Preparation process for making paper

Korea:

Paper names

Korea:

Suffixe ji = papier.

En Corée les papiers d’écorces de mûriers à papier sont les plus nombreux.

Used part of the plant:

Feuille

Tige

Use for paper making:

Fibre

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Morus alba L.

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