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植物名
通称
繊維
分散剤
染料
紙名
Caesalpinia sappan L.
植物名
Caesalpinia sappan L.
目:
Fabales
科:
Caesalpiniaceae
植物の生息地
原産地は不明。インドとも言われる。
中国
(福建、広東、広西、貴州、海南、四川、台湾、雲南で栽培される)。
「Red wood」と呼ばれ、東南アジア全域で栽培される:
カンボジア、インド、ラオス、マレーシア、ミャンマー、スリランカ、ベトナム、インドネシア
。
低~中標高の丘陵地に生育する。
使用している紙漉き産地
中国,
韓国,
日本。
栽培の歴史と用途
スオウは高さ3~6 mの常緑低木で、トゲがある。粘土質と石灰質の土壌を好む。
心材は赤い色素を含み、鎮痛剤として薬用にも用いられる。この色素は布、印刷、インク作りのための染料としても使われる。
心材に含まれる色素はブラジリンとフラボノイドである。それら自体の色はあまり濃くなく、酸化することで染料になる。
中国:
スオウは紀元前10世紀にインドから中国に移入された。
日本:
天皇の衣服を染めるために使われた。
浮世絵を刷るために使われた。
紙漉きの工程
6年ごとに切る。心材のみを使用する。
小片に切り、熱した槽に数時間浸ける。
ろ過後、液体が使用可能になる。
紙のシートを染料が入った槽に浸ける(繊維の染色には媒染剤を加える必要がある)。
日本:
染料の抽出には、幹と太い枝の心材のみを使用する。
材を細断し、すりこぎですり潰す。粉を放置して発酵させ、染色力を強化する。
粉を大量の水(重量の20倍)と3時間混合する。
その後、必要な色が出るまで、数日間放置して、発酵させる。
ろ過後、紙をこの液体に浸け、染色する。
織物の染色は、明礬を媒染剤として使って行う。
通称
英語
Brazilwood
Red bud
Sappan
英語
Sappan wood
フランス語
Brésillet des Indes
Sappan (bois de)
中国語
Su mu
苏木
韓国語
Somok
소목
日本語
Suhou
スホウ
Suwo
スホウ
紙名
アジア、中でも特に中国、韓国、日本では、紙の用途は幅広い。書道や美術用の紙、儀式で使用する紙、ものと交換する媒体としての紙、紙幣、衣服・壁掛け・寝具の製造に使う紙、建築・内装用の紙、家庭用と娯楽用の種々の工芸品に使う紙などがある。
紙の名称の由来は、原料、生産地、製造方法、外見、寸法、用途、職人や工房の名前など、さまざまである。
使用される部分:
木
製紙での用途:
染料
染色触媒