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植物名
通称
繊維
分散剤
染料
紙名
Osier pourpre
言語:
フランス語
繊維の特徴
繊維タイプ
木部繊維
平均繊維長
1,5 mm (0.7 – 1.8)
平均繊維幅
16,5 µm (8.4 – 21)
繊維の末端
尖っていない。
線条痕、十字痕、屈曲ひだ
十字痕はない。
原料に含まれる細胞
特徴
繊維細胞壁はあまり鮮明ではない。
ヘルツベルク染色
濃紫
グラフC染色
黄
植物名
Salix purpurea L.
目:
Malpighiales
科:
Salicaceae
同義語:
Salix caesifolia
Drobow
植物の生息地
ヨーロッパと西アジア諸国の大部分に自生する。
川沿いの砂地に生育する。
使用している紙漉き産地
中国,
韓国,
日本。
栽培の歴史と用途
Salix purpurea
は樹高1~2 mの落葉低木で、まれに6 mに達することもある。
3月から4月に、葉よりも先に開花する。
樹皮と芽に薬効があり、特に解熱剤、鎮痛剤として使われる。エジプトと欧州北部では古代から、
Salix purpurea
の染料および医薬品としての用途が知られている。
樹皮にはカルコン、葉にはフラボノールと縮合型タンニンが含まれ、それらの抽出物は、布を灰黒色に染めるために使われる。
英語でウィジー(withy)と呼ばれる若枝は、かごを編むために使われる。
日本:
染色に使用する。
韓国:
朝鮮時代(1392~1910年)から、伝統的に製紙の原料として使われていた主にコウゾ属の樹皮が不足し始める。高麗時代(907~1392年)に始まった出版の発達により刺激され、製紙業者は紙の需要増大に直面する。藤、稲・オート麦・大麦の藁、竹、ジュート、綿、麻などの他の植物で繊維の原料を補い、葦、松の樹皮と針葉、ヤナギの葉も使用する。15世紀以降、コウゾの繊維を補うために、ヤナギの葉が繊維原料として使われてきたものと思われる。
手工芸品にも使われる。
紙漉きの工程
日本:
布地用の染料の作り方:最低4年から8年の樹齢の木を春に収穫する。枝の樹皮を剥き、砕いて粉末状またはチップ状にし、少量の水に浸けて数日放置する。全体が浸かる程度の量の水を加え、沸騰するまで徐々に加熱し、2~3時間煮る。染料は使用前にろ過する。
通称
英語
Basket willow
Purple osier
英語
Purple willow
フランス語
Osier pourpre
Saule pourpre
韓国語
Dangkibeodeul
당키버들
日本語
Tseiyoukoriyanagi
セイヨウコリヤナギ
紙名
アジア、中でも特に中国、韓国、日本では、紙の用途は幅広い。書道や美術用の紙、儀式で使用する紙、ものと交換する媒体としての紙、紙幣、衣服・壁掛け・寝具の製造に使う紙、建築・内装用の紙、家庭用と娯楽用の種々の工芸品に使う紙などがある。
紙の名称の由来は、原料、生産地、製造方法、外見、寸法、用途、職人や工房の名前など、さまざまである。
日本:
韓国ではコウゾの樹皮から作る紙が最も多い。
紙名
韓国
Ryuyopji
Ryumojji, Uiiji
Yumokji
Yuyeopji
使用される部分:
樹皮
葉
小枝
製紙での用途:
繊維
染料
分散剤