3月から5月に収穫する。雨期の前であるが湿度が高く、樹皮をむきやすいためである。同じ低木から2~3年ごとに切る。成熟した枝のみを切り落とす。次に、樹皮をむき、束にまとめ、ラックに掛けて3~5日間、日に干す。使用時まで貯蔵する。
樹皮は槽内で3~5日間水に浸す。次に、1時間揉み、黒い樹皮を分ける。師部のみを残すために、色の濃い樹皮と木部(死んだ細胞)は除去する。
最後に、樹皮を水道水で洗う。
マツ(Pinus yunnanensis)の灰汁の中で3~4時間煮た後、繊維を水道水で洗う。
繊維を木の臼の中で、すりこぎを使ってすりつぶす。ペースト状になったものを木の台の上で叩く。
ペーストを混ぜ、望ましいシートのサイズに合った大きさの球を作る。
球を樋に入れて希釈した後、ペーストを紙の型に流し込む。
紙の型は、固い取り外せる竹のマットを底に敷き、高い囲み板をつけた型である。
底を取り外してシートを型から取り出し、乾燥させるための板の上に置く。
シートが半ば乾いた時点で、紙の表面を石か布で磨く。