収穫は3年ごとに、3月半ばから4月下旬にかけて行う。その時期に樹液が増え、繊維が明るい色になり、樹皮をはがしやすくなる。
樹皮は蒸さずに、そのまま剥ぎ、干して乾かす。
この段階の皮は「黒皮」と呼ばれる。
アルカリ性溶液に浸け、2~3時間煮る。アルカリ性物質は木灰、石灰、苛性ソーダのいずれかである。
塩素を加えて漂白することもある。
煮た後、樹皮を数日間水に浸け、煮る間に出た不純物を取り除く。漂白効果もある。
叩解は手で行うか、または小型のホランダー叩解機を使う。
不純物は手で取り除くか、または、最近では、繊維が比較的短いため、半透性のフラットスクリーンを使う。後者の場合、パルプを叩解した後に不純物のより分けを行う。